全期間固定金利とは？メリットとデメリットを解説！

全期間固定金利とは？メリットとデメリットを解説！

全期間固定金利とは何か？

全期間固定金利とは、住宅ローンの金利が返済期間中ずっと一定である融資タイプです。 金利が変動する全期間変動金利とは異なり、金利の上昇リスクがないため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。

全期間固定金利の金利は、変動金利よりも高くなる傾向があります。 これは、金利が変動するリスクを金融機関が負うためです。また、全期間固定金利は、住宅ローン減税の控除額が変動金利よりも低くなります。

全期間固定金利のメリット

全期間固定金利とは、住宅ローンを借り入れる期間を通じて金利が固定されるタイプの金利のことです。返済期間中は金利が上下することがなく、毎月の返済額が一定になるのが特徴です。

全期間固定金利のメリットは、金利が固定されているため、金利上昇リスクがないことです。金利が上昇しても、返済額が変わらないため、家計の負担が大きくなるのを防ぐことができます。また、金利が固定されているため、返済計画を立てやすいというメリットもあります。返済額が一定のため、毎月の返済額を計算しやすく、家計の収支を管理しやすくなります。

全期間固定金利のデメリット

全期間固定金利のデメリット

全期間固定金利は、金利が固定されている期間中に金利が上昇した場合、金利負担が重くなる可能性があるというデメリットがあります。固定金利期間中であれば、金利上昇の影響を受けませんが、固定金利期間終了後に金利が上昇した場合には、金利負担が増加します。そのため、金利が上昇する可能性が高いと予想される場合は、全期間固定金利ではなく、変動金利や固定金利期間の短いローンを検討したほうがよいでしょう。

また、全期間固定金利は、変動金利よりも金利が高くなる傾向があります。これは、全期間固定金利は金利変動リスクを伴わないため、銀行が金利を高く設定しても貸し手がつく可能性が高いからです。そのため、金利負担をできるだけ抑えたい場合は、変動金利や固定金利期間の短いローンを検討したほうがよいでしょう。

全期間固定金利と変動金利の違い

全期間固定金利と変動金利の違い
全期間固定金利は、住宅ローンの金利がローン契約期間中ずっと変わらない金利のことです。これに対して、変動金利は、ローン契約期間中に金利が変動する金利のことです。変動金利は、一般的に全期間固定金利よりも金利が低い場合が多いですが、金利が上昇すると返済額が増加するリスクがあります。一方、全期間固定金利は、金利が上昇しても返済額は変わりません。ただし、全期間固定金利は、変動金利よりも金利が高くなる傾向があります。

どちらの金利制度を選ぶかは、金利動向や返済期間、返済能力などによって異なります。金利が上昇する可能性が高い場合は、全期間固定金利の方が安心です。また、返済期間が長い場合や返済能力に余裕がない場合は、変動金利の方が返済負担が軽減される可能性があります。

全期間固定金利の注意点

全期間固定金利の注意点

全期間固定金利は、金利上昇の影響を受けないというメリットがありますが、次のような点に注意が必要です。

1. -金利引き下げの恩恵を受けられない-

全期間固定金利は、ローンを組んだ時点の金利が、返済期間中ずっと適用されます。そのため、金利が引き下げられた場合でも、その恩恵を受けることができません。

2. -繰り上げ返済の制限-

全期間固定金利は、通常、繰り上げ返済の制限があります。繰り上げ返済とは、ローンを予定より早く返済することです。繰り上げ返済の制限があると、予定より早くローンを返済したい場合に、手数料を支払わなければならない場合があります。

3. -住宅ローンの借り換えが難しい-

全期間固定金利は、住宅ローンの借り換えが難しいという点もあります。住宅ローンの借り換えとは、現在のローンを、金利の低いローンに借り換えることです。全期間固定金利は、金利が固定されているため、金利が低いローンに借り換えることが難しい場合があります。