構造用合板とは?種類や特徴、使い方を徹底解説!

構造用合板とは?種類や特徴、使い方を徹底解説!

初めての住まい作り

先生、構造用合板ってなんですか?

住まい作りのベテラン

構造用合板とは、建物の構造耐力上主要な部分に使われる合板のことで、1級と2級の2種類があります。1級は、より強度が高く、耐震性や耐火性に優れています。

初めての住まい作り

構造用合板は、どこに使われることが多いですか?

住まい作りのベテラン

構造用合板は、主に、壁や床、屋根の下地材として使われます。また、プレハブ住宅の壁や床材としても使われます。

構造用合板とは。

「建築・リフォーム用語にある『構造用合板』とは、建物の構造耐力上重要な部分に使用される合板のことです。この合板には、1級と2級の2種類があります。」

構造用合板とは

構造用合板とは

構造用合板とは、複数の薄板を樹脂接着剤で張り合わせた板状の材料です。合板は、木材の繊維方向が直交するように張り合わせることで、強度の向上や反りやゆがみの防止を図っています。構造用合板は、主に建築物の構造部分に使用される合板です。壁や屋根、床の下地材など、様々な用途に使用されています。構造用合板には、JAS規格で定められた種類があり、使用場所や用途に応じて適切な種類を選択する必要があります。

構造用合板の種類

構造用合板の種類

構造用合板の種類

構造用合板は、使用用途や構造によって、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な構造用合板の種類とそれぞれの特徴を紹介します。

* -針葉樹合板-

針葉樹合板は、主に杉や松などの針葉樹を原料として作られた構造用合板です。針葉樹合板は、比較的安価で入手しやすく、加工性に優れているため、広く使用されています。

* -広葉樹合板-

広葉樹合板は、主にオークやブナなどの広葉樹を原料として作られた構造用合板です。広葉樹合板は、針葉樹合板よりも硬く、強度があります。また、耐水性や耐火性に優れているため、水回りや耐火性が求められる場所で使用されます。

* -パーティクルボード-

パーティクルボードは、木材チップを接着剤で固めて作られた構造用合板です。パーティクルボードは、針葉樹合板や広葉樹合板よりも安価で入手しやすいですが、強度が劣ります。そのため、主に家具や内装材として使用されます。

* -ファイバーボード-

ファイバーボードは、木材繊維を接着剤で固めて作られた構造用合板です。ファイバーボードは、パーティクルボードよりも強度があり、表面が滑らかなため、家具や内装材として使用されます。

構造用合板の特徴

構造用合板の特徴

-構造用合板の特徴-

構造用合板は、高い強度と耐荷重性、耐震性、耐久性を持ち、住宅やオフィスビルなどの建築物に広く使用されています。また、耐火性にも優れており、火災の際に発生する有害なガスを発生させないため、安全性の高い建材として認められています。

構造用合板は、複数の薄い板を接着剤で貼り合わせた構造になっており、その構造により、強度が高く、反りやねじれが生じにくいという特徴があります。また、合板の厚さと層数を変えることで、強度や耐荷重性を調整することができるので、様々な用途に対応することができます。

構造用合板は、軽量なため、施工性にも優れています。また、表面が平滑で美しく、塗装や壁紙を貼ることも容易であるため、様々なデザインに対応することができます。

構造用合板の使い方

構造用合板の使い方

構造用合板の使い方は、その用途に応じて異なりますが、基本的には以下の手順を踏んで行います。

1. 下地の準備構造用合板を設置する前に、下地を平らで水平にする必要があります。コンクリートの場合にはモルタルなどで平らに整え、木造の場合には根太を打って下地を作ります。
2. 構造用合板の設置下地ができたら、構造用合板を設置していきます。構造用合板は、通常、釘やビスで下地に固定します。釘やビスの間隔は、構造用合板の種類や厚さによって異なります。
3. 継ぎ目の処理構造用合板を設置したら、継ぎ目を処理します。継ぎ目の処理には、シーリング材や充填剤を使用します。シーリング材や充填剤は、構造用合板の種類や厚さによって異なります。
4. 仕上げ構造用合板の設置と継ぎ目の処理が終わったら、仕上げを行います。仕上げには、塗装や壁紙貼りなどがあります。塗装や壁紙貼りは、構造用合板の種類や厚さによって異なります。

構造用合板の耐震性

構造用合板の耐震性

構造用合板とは、耐震性・耐久性に優れた合板のことです。耐震性については、さまざまな試験でその効果が実証されています。たとえば、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、構造用合板を使用した木造住宅の倒壊がほとんどなかったことが報告されています。

また、構造用合板は火災にも比較的強い素材で、その耐火性能も高く評価されています。一般的に、木造住宅の火災で最も延焼が早いのは屋根です。しかし、構造用合板を使用した屋根は、火災に強く、延焼を抑える効果があります。

耐震性に優れた構造用合板は、地震が多い日本の住宅によく使われています。構造用合板は、火災に強いという特徴もあります。これらのことから、構造用合板は、住宅を耐震性・耐火性に優れ、安全性の高いものにするために欠かせない素材となっています。

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