吊りボルトとは?その種類や使い方を解説

吊りボルトとは?その種類や使い方を解説

初めての住まい作り

『吊りボルト』ってどんな意味ですか?

住まい作りのベテラン

吊りボルトは、コンクリートのスラブ下より吊り下げる場合には、インサート金物などの吊下げ金物と併用して用いるボルトのことです。

初めての住まい作り

吊りボルトってどんなものに使われるんですか?

住まい作りのベテラン

吊りボルトは、配管やダクト、空調機などの機器の吊下げや、軽量鉄骨天井下地(LGS)などを吊るすために用いられます。

吊りボルトとは。

建築・リフォームに関連する用語で、「吊りボルト」というものがあります。吊りボルトは、配管、ダクト、空調機などの機器を吊り下げたり、軽量鉄骨天井下地(LGS)などを吊るすために使用するボルトのことです。吊りボルトは両端が寸切りボルトになっており、コンクリートのスラブ下より吊り下げる場合には、インサート金物などの吊下げ金物と併用して使用します。

吊りボルトとは?役割と種類

吊りボルトとは?役割と種類

吊りボルトとは?役割と種類

吊りボルトとは、天井や梁などから物体を吊り下げるために使用されるボルトのことです。英語ではhanger bolt(ハンガーボルト)と呼ばれ、吊り金具の一種です。主に、建設現場や工場、倉庫など、重量物を吊り下げる必要がある場所で用いられています。吊りボルトは、頭部とシャンク部に分かれており、頭部は六角形、四角形、丸型など、さまざまな形状をしています。シャンク部は、頭部から先端までの部分で、ねじが切られているのが一般的です。

吊りボルトの役割は、重量物を天井や梁などから吊り下げて支えることです。吊りボルトは、その名の通りボルトとして使用され、ナットで締め付けて固定します。吊りボルトは、単独で使用されることもありますが、吊り金具や吊り下げ用器具と組み合わせることもあります。吊りボルトは、その用途に応じて、さまざまな種類があります。主な種類には、

・六角ボルト頭部が六角形をした吊りボルトです。最も一般的なタイプで、六角レンチやスパナで締め付けます。

・四角ボルト頭部が四角形をした吊りボルトです。六角ボルトと同様に、六角レンチやスパナで締め付けます。

・丸ボルト頭部が丸い形の吊りボルトです。六角ボルトや四角ボルトよりも小型で、狭い場所で使用されることが多いです。

・アイボルト頭部にアイが付いた吊りボルトです。アイボルトは、ワイヤロープやチェーンなどを吊り下げるのに適しています。

などがあります。

吊りボルトは、重量物を吊り下げるための重要な部材です。適切な吊りボルトを選択し、正しく使用することで、安全な吊り下げ作業を行うことができます。

ボルトの種類と特徴:両端ネジボルト、シングルエンドボルト

ボルトの種類と特徴:両端ネジボルト、シングルエンドボルト

ボルトの種類特徴両端ネジボルト、シングルエンドボルト

吊りボルトには、両端ネジボルトとシングルエンドボルトの2種類があります。両端ネジボルトは、ボルトの両端にねじが切ってあるタイプで、シングルエンドボルトは、ボルトの一端にのみねじが切ってあるタイプです。両端ネジボルトは、荷重を両端で支えることができるので、より強固な構造が必要な場合に使用されます。シングルエンドボルトは、荷重を片側から支えることができますが、両端ネジボルトよりも強度が劣ります。また、シングルエンドボルトは、ボルトの頭が飛び出しているため、作業中にぶつかって怪我をする可能性があります。

吊りボルトの取り付け方法

吊りボルトの取り付け方法

吊りボルトは、天井や梁にものを吊り下げるための部品です。吊りボルトの取り付け方法は、吊り下げるものの重量や設置場所によって異なります。

一般的には、吊りボルトを天井や梁に穴を開け、アンカーボルトで固定します。アンカーボルトは、吊りボルトを固定する金具で、種類もさまざまです。

吊りボルトには、Uボルト型、Jボルト型、Lボルト型などがあります。Uボルト型は、最も一般的なタイプで、ボルトの両端に輪っかが付いています。Jボルト型は、片端に輪っかが付いていて、もう片方は直角に曲がっています。Lボルト型は、片端に輪っかが付いていて、もう片方は水平に曲がっています。

吊りボルトの取り付け方法は、吊り下げるものの重量や設置場所によって異なります。重量が軽いものであれば、吊りボルトを直接天井や梁に固定することができます。しかし、重量が重いものであれば、アンカーボルトを使用して吊りボルトを固定する必要があります。アンカーボルトを使用すると、吊りボルトをより強固に固定することができます。

吊りボルトを取り付ける際は、吊り下げるものの重量や設置場所を考慮して、適切な吊りボルトとアンカーボルトを選択することが重要です。また、吊りボルトを取り付ける際は、安全のため必ずヘルメットやゴーグルを着用してください。

吊りボルトを使用する際の注意点

吊りボルトを使用する際の注意点

吊りボルトを使用する際には、いくつかの注意点があります。

第一に、吊りボルトの耐荷重を確認しておくことが大切です。吊り下げる荷重がボルトの耐荷重を超えてしまうと、ボルトが破損して落下事故などが発生する可能性があります。

第二に、吊りボルトを取り付ける際は、ボルトが垂直に設置されていることを確認しましょう。ボルトが傾いて設置されていると、荷重が均等にかからず、ボルトが破損する原因となります。

第三に、ボルトを使用する際は、必ずナットを最後まで締め付けてください。ナットが緩んでいると、ボルトが外れて落下事故などが発生する可能性があります。

第四に、ボルトは定期的に点検を行い、錆や亀裂などの異常がないか確認しましょう。異常が見つかった場合は、すぐにボルトを交換してください。

これらの注意点を守って、吊りボルトを使用することで、安全かつ確実な荷重吊下げを行うことができます。

吊りボルトの応用例

吊りボルトの応用例

吊りボルトの応用例

吊りボルトは、様々な場面で使用されています。例えば、

・空調機の室外機を固定する際に、室外機の重量を支えるために使用されます。
・ダクトや配管を天井や壁に固定する際にも使用されます。
・照明器具やスピーカーを天井に取り付ける際に、照明器具やスピーカーの重量を支えるために使用されます。

この他にも、吊りボルトは工場や倉庫などの施設内で、機械や資材を吊り下げて保管する際にも使用されます。また、吊りボルトは、イベントや展示会などで、テントや看板を吊り下げる際にも使用されます。

吊りボルトは、その用途に応じて、様々な種類やサイズがあります。適切な吊りボルトを選ぶことで、安全に吊り下げることができます。

タイトルとURLをコピーしました