建築用語『筋かいプレート』
初めての住まい作り
先生、『筋かいプレート』ってなんですか?
住まい作りのベテラン
『筋かいプレート』とは、木製筋かいの横架材と柱の取り付けに用いる接合金物のことを言います。
初めての住まい作り
なるほど。では、『筋かいプレート』のサイズは決まっているんですか?
住まい作りのベテラン
はい。『筋かいプレート』は、30mm×90mm以上の筋かいの接合と45mm×90mm以上の筋かいの2タイプがあります。
筋かいプレートとは。
筋かいプレートとは、木造住宅において、筋かいの横架材と柱の取り付け部分に使用する接合金具のことです。30mm×90mm以上の筋かいの接合と、45mm×90mm以上の筋かいの接合に対応する2種類のタイプがあります。筋かいプレートは、スクリュー釘と角根平頭ボルトで固定します。
筋かいプレートに同等と認定されているものには、2倍筋交かい、2倍筋かいマルチ、ヘキサプレートなどがあります。いずれも、ボックスタイプやプレートタイプです。
筋かいプレートは、告示第1460号第1号で定められている筋かい端部に取り付ける金物です。
筋かいプレートとは
筋かいプレートとは、建築物の耐震性を高めるために使用される補強金物です。筋かいの役割は、壁や柱の強度を高め、地震などの横揺れから建物を守ることです。
木造建築物の場合は、筋かいプレートを壁や柱に打ち付けて、強度を高めます。軽量鉄骨造建築物の場合は、筋かいプレートを梁や柱に取り付けて、強度を高めます。
筋かいプレートは、地震の揺れに対して効果を発揮します。地震が起きると、建物は横揺れを起こします。この横揺れによって、壁や柱に力が加わり、変形したり倒壊したりする危険性があります。筋かいプレートは、壁や柱の変形や倒壊を防ぎ、建物の耐震性を高めてくれるのです。
筋かいプレートは、地震による被害を防ぐために重要な役割を果たしています。そのため、筋かいプレートは、建築基準法で義務付けられています。建築する際には、必ず筋かいプレートを取り付けて、建物の耐震性を高めましょう。
筋かいプレートの種類
–筋かいプレートの種類–
筋かいプレートは、その形状や用途によってさまざまな種類があります。最も一般的なのは、単一の金属板を折り曲げて作られた単板筋かいプレートです。単板筋かいプレートは、比較的安価で軽量なため、住宅や小規模な建物によく使用されます。
もう一つの一般的なタイプは、2枚の金属板を溶接して作られた複板筋かいプレートです。複板筋かいプレートは、単板筋かいプレートよりも強度が高く、大型の建物や公共施設によく使用されます。
また、筋かいプレートには、特殊な形状や機能を備えたものもあります。例えば、耐震性に優れた筋かいプレートや、防音性に優れた筋かいプレートなどがあります。特殊な筋かいプレートは、特定の目的のために設計されており、一般的に単板筋かいプレートや複板筋かいプレートよりも高価です。
筋かいプレートを選択する際には、建物の構造や用途、予算などを考慮する必要があります。正しい筋かいプレートを選択することで、建物の安全性を確保し、快適な生活環境を実現することができます。
筋かいプレートの取り付け方
筋かいプレートの取り付け方
筋かいプレートは、木造軸組壁工法の主要な構造耐力部材のひとつです。筋かいプレートは、地震や台風などの外力に対して建物の強度を高め、倒壊を防ぐ役割を果たします。
筋かいプレートの取り付け方法は、以下の手順で行います。
1. まず、筋かいプレートを設置する位置を決め、墨付けを行います。
2. 墨付けされた位置に、筋かいプレートを取り付けます。筋かいプレートは、釘やビスを使って柱や梁に固定します。
3. 筋かいプレートと柱や梁の間には、隙間が生じないように隙間を埋めるようにします。隙間が空いていると、筋かいプレートの強度が低下してしまいます。
4. 筋かいプレートを取り付けたら、筋かいプレートに金物を設置します。金物は、筋かいプレートと柱や梁を固定するために使用します。
5. 金物を設置したら、筋かいプレートの取り付けが完了します。
筋かいプレートを取り付ける際には、以下の点に注意してください。
* 筋かいプレートは、必ず釘やビスを使って柱や梁に固定してください。
* 筋かいプレートと柱や梁の間には、隙間が生じないように隙間を埋めるようにしてください。
* 筋かいプレートを取り付けたら、必ず金物を設置してください。
筋かいプレートの同等認定
筋かいプレートの同等認定とは、建築基準法第12条の規定に基づき、国土交通大臣が特定行政庁に対して、建築基準法施行令第11条に定める筋かいプレートと同等と認めることができることを意味します。この認定は、建築主や設計者が筋かいプレートを使用できるようにするものであり、安全性の確保を図りながら、建築物の設計や施工の自由度を高めることを目的としています。
筋かいプレートの同等認定を受けるためには、国土交通大臣に申請書を提出する必要があります。申請書には、筋かいプレートの構造や性能、使用できる建築物の種類など、一定の情報を記載する必要があります。国土交通大臣は、申請書を受理した後、筋かいプレートの安全性や性能を審査し、同等と認めるかどうかを決定します。
筋かいプレートの同等認定が認められると、建築主や設計者は、筋かいプレートを建築物に使用することができます。筋かいプレートを使用することで、建築物の耐震性を向上させることができます。また、筋かいプレートは軽量で施工性に優れているため、建築物のコスト削減にもつながります。
筋かいプレートの告示
筋かいプレートとは建築物において、筋かい材に代えて使用され、床梁間に設置される構造用合板のことです。ブレースプレートとも呼ばれ、壁面強度を増すために主梁・柱・間柱を固定する金物のことです。筋かいプレートは、主に木造軸組構造を用いた建築物に使用され、構造体の水平方向の剛性を確保し、地震や強風による倒壊を防ぐ役割を果たしています。
筋かいプレートの告示とは、国土交通省が定めた、筋かいプレートの使用に関する告示のことです。この告示では、筋かいプレートを使用する際の基準や、使用方法などが定められています。基準を満たさない筋かいプレートを使用すると、地震や強風によって建築物が倒壊するおそれがあるため、告示に準拠した筋かいプレートを使用することが求められています。
筋かいプレートの告示は、建築物の安全性確保のために重要なものです。告示を遵守し、適切な筋かいプレートを使用することで、地震や強風による被害を防ぐことができます。