特殊加工化粧合板とは？種類や用途も解説

特殊加工化粧合板とは？種類や用途も解説

特殊加工化粧合板とは

特殊加工化粧合板とは、合板の表面に化粧シートやメラミン化粧シートと呼ばれるシートを貼り付け、特殊加工を施したものです。その特殊加工により、化粧合板にさまざまな機能を持たせることができます。特殊加工化粧合板の種類は、耐火性や耐水性、防汚性などがあります。

特殊加工化粧合板の種類

特殊加工化粧合板とは？種類や用途も解説
特殊加工化粧合板の種類

特殊加工化粧合板には、様々な種類があります。最も一般的なのは、表面に木目のシートを貼ったベニヤ板です。また、メラミン樹脂や化粧フィルムを貼ったもの、金属や石材を貼ったものもあります。さらに、防炎加工や耐水加工を施したものなど、特殊な加工を施したものもあります。

特殊加工化粧合板の用途

特殊加工化粧合板の用途は多岐にわたり、建材、家具、建具、車両内装、船舶内装、OA機器、家電製品、楽器、スポーツ用品、介護用品、医療機器など、身の回りの様々な製品に使用されています。

建材としては、壁材、床材、天井材、ドア、窓枠、キッチンカウンター、洗面台、収納棚などに使われています。家具としては、テーブル、椅子、キャビネット、ベッド、ソファ、テレビ台、オーディオラックなどに使われています。

建具としては、ドア、サッシ、クローゼット、玄関ドアなどに使われています。車両内装としては、天井、壁、床、座席、収納棚、コンソールなどに使われています。船舶内装としては、キャビン、廊下、階段、手すり、デッキなどに使われています。

OA機器としては、パソコン、プリンター、コピー機、複合機などに使われています。家電製品としては、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン、掃除機などに使われています。楽器としては、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、バイオリンなどに使われています。

スポーツ用品としては、バット、ボール、グローブ、ヘルメット、プロテクターなどに使われています。介護用品としては、車椅子、ベッド、リフト、入浴介助器具、排泄介助器具などに使われています。医療機器としては、手術台、検査台、治療台、レントゲン台、超音波診断装置などに使われています。

特殊加工化粧合板のメリット・デメリット

特殊加工化粧合板のメリットは、大きく分けて耐熱性・耐薬品性・耐候性・難燃性の4つ。耐熱性や耐薬品性に優れた特殊加工化粧合板は、高熱に晒されたり、化学薬品が使用される環境でも使用することができます。耐候性に優れた特殊加工化粧合板は、屋外でも使用することができ、難燃性に優れた特殊加工化粧合板は、火災の際に燃え広がりを抑えることができます。

特殊加工化粧合板のデメリットは、コストが高い、加工が難しい、施工に時間がかかるの3つ。特殊加工化粧合板は、通常の化粧合板よりもはるかに高価です。また、特殊加工化粧合板は加工が難しく、加工に時間がかかります。そのため、特殊加工化粧合板は、一般の住宅に使用されることは少なく、主に商業施設や公共施設に使用されています。

特殊加工化粧合板の施工方法

特殊加工化粧合板の施工方法は、一般の化粧合板とは異なります。特殊加工化粧合板は、表面に特殊な加工が施されているため、接着剤の種類や施工方法に注意が必要です。

特殊加工化粧合板を施工する際には、まず、施工する場所を清掃し、汚れや油分を取り除きます。その後、特殊加工化粧合板の表面に専用の接着剤を塗布します。接着剤は、特殊加工化粧合板の表面に均一に塗布することが大切です。

接着剤を塗布したら、特殊加工化粧合板を施工する場所に貼り付けます。特殊加工化粧合板を貼り付ける際には、水平器を使用して水平を確認しながら貼り付けます。特殊加工化粧合板が貼り付けられたら、重しを乗せて圧着します。重しを乗せることで、特殊加工化粧合板がしっかり接着されます。

特殊加工化粧合板の施工が完了したら、表面を清掃します。清掃する際には、柔らかい布を使用します。特殊加工化粧合板の表面を強くこすると、傷の原因となるため注意が必要です。

特殊加工化粧合板は、一般の化粧合板よりも施工方法が複雑です。しかし、特殊加工化粧合板は、表面に特殊な加工が施されているため、耐衝撃性や耐摩耗性に優れています。そのため、特殊加工化粧合板は、様々な場所で使用されています。