袖瓦の基本と種類

袖瓦の基本と種類

初めての住まい作り

袖瓦とは何ですか?

住まい作りのベテラン

袖瓦とは、切妻屋根の破風部分(けらば)に用いられる瓦です。軒瓦と同様に垂れが付いています。

初めての住まい作り

袖瓦には種類があるのですか?

住まい作りのベテラン

はい、袖瓦には大袖、小袖、中付袖瓦、丸覆袖瓦、車袖瓦などがあります。

袖瓦とは。

建築・リフォーム関連用語『袖瓦(そでがわら)』とは、切妻屋根の破風部分(けらば)に取り付けられる瓦のことです。軒瓦と同じく、雨垂れを防ぐための垂れが付いています。垂れた部分のことを「袖垂れ」と呼び、袖垂れの大きさが大きいものを「大袖」、小さいものを「小袖」と呼びます。また、屋根の平側から見て左側に袖が付いているものを「左袖」、右側に袖が付いているものを「右袖」と呼びます。さらに、屋根の形状に合わせて「中付袖瓦」「丸覆袖瓦」「車袖瓦」など、形が異なるものもあります。袖瓦は、妻瓦、けらば瓦とも呼ばれます。

袖瓦とは?

袖瓦とは?

袖瓦とは、屋根の軒先部分に取り付けられる瓦のことです。軒先に瓦が垂れ下がるように取り付けることで、軒先から雨水が浸入するのを防ぐ役割があります。また、軒先を装飾する役割も果たしています。袖瓦は、形状や素材によって様々な種類があります。形状は、丸形、角形、波形などがあり、素材は、陶器、セメント、金属などがあります。袖瓦を選ぶ際には、屋根の形状やデザイン、予算などを考慮して選ぶ必要があります。

袖垂れの寸法による種類

袖垂れの寸法による種類

袖垂れの寸法による種類

袖垂れは、その寸法によって、大きく3種類に分類されます。

-1. 一文字袖垂れ-

一文字袖垂れは、袖垂れの寸法が短いタイプです。軒先から屋根の軒部分までの長さが短いため、軒先がすっきりとした印象になります。このため、和風建築や洋風建築など、さまざまな建築様式に使用されています。

-2. 二文字袖垂れ-

二文字袖垂れは、袖垂れの寸法が長いタイプです。軒先から屋根の軒部分までの長さが長いいため、軒先が重厚な印象になります。このため、寺院や神社、お城など、格式の高い建築物に使用されることが多いです。

-3. 三文字袖垂れ-

三文字袖垂れは、袖垂れの寸法が最も長いタイプです。軒先から屋根の軒部分までの長さが非常に長く、軒先が非常に重厚な印象になります。このため、皇居や国会議事堂など、国の施設に使用されることが多いです。

袖の左右による種類

袖の左右による種類

袖の左右による種類

袖瓦には、右袖と左袖の2種類があり、屋根の葺き方によって使い分けられます。右袖は、棟側から見て右側に葺かれる袖瓦で、左袖は、棟側から見て左側に葺かれる袖瓦です。右袖は、棟瓦と重なる部分があり、左袖は、棟瓦と重なる部分がありません。右袖は、左袖よりも棟瓦と重なる部分が大きいため、雨水が棟瓦の下に侵入しにくい構造になっています。左袖は、右袖よりも棟瓦と重なる部分が小さいいため、雨水が棟瓦の下に侵入しやすい構造になっています。

右袖と左袖は、屋根の葺き方によって使い分けられます。寄棟屋根の場合は、棟側から見て右側に葺かれる袖瓦は右袖、左側に葺かれる袖瓦は左袖を使用します。切妻屋根の場合は、棟側から見て右側に葺かれる袖瓦は左袖、左側に葺かれる袖瓦は右袖を使用します。

形状による種類

形状による種類

形状は複雑で、地域や気候、建物のスタイルよって、さまざまな形状や寸法の袖瓦が使用できます。主なタイプを以下に列挙します。

・丸袖瓦丸型で、屋根の隅に使用されることが多いため、短辺側がL字型にカットされています。

・平袖瓦正方形の形状が特徴的です。丸袖瓦とともに屋根の隅に使用されます。

・角袖瓦丸瓦に並んで、端の役物瓦として使用する瓦です。丸瓦と平瓦を合わせたような形状をしており、棟の両端に沿って敷かれます。

・巴袖瓦棟の両端に適用される役物瓦の一種で、袖瓦の先端が巴状になっています。都心の古い建物の屋根によく使用されています。

・男瓦・女瓦鬼瓦とは袖瓦を取り付ける瓦のことです。鬼瓦と同様に、男瓦と女瓦の一対で構成されています。男瓦は右端で軒を仕上げて、女瓦は左端で軒を仕上げます。

妻瓦、けらば瓦とも呼ばれている

妻瓦、けらば瓦とも呼ばれている

袖瓦の基本と種類

妻瓦、けらば瓦とも呼ばれている袖瓦は、屋根の最も端に位置する瓦のことです。屋根の形状によって、直線状に並ぶ妻瓦と、曲線状に並ぶけらば瓦の2種類があります。妻瓦は、屋根の最も高い部分に位置する三角形の瓦で、雨水を屋根の外に流す役割があります。また、軒先と棟瓦のつなぎ目部分に位置する袖瓦は、軒先瓦とも呼ばれ、雨水を地面に落とす役割があります。

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