転ばし根太とは?根太工法との違いや床組工法の種類を解説

転ばし根太とは?根太工法との違いや床組工法の種類を解説

初めての住まい作り

先生、転ばし根太とは何ですか?

住まい作りのベテラン

転ばし根太とは、大引や床梁の上に、そのまま根太を載せて、釘やビスで留める床組工法のことです。根太工法とも呼ばれています。

初めての住まい作り

転ばし根太は、従来の根太工法に比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか?

住まい作りのベテラン

転ばし根太は、従来の根太工法よりも、工期が短く、コストも削減できます。また、床下の空間を有効活用することができるので、収納スペースなどを確保することもできます。

転ばし根太とは。

建築・リフォーム用語「転ばし根太」とは、大引や床梁の上に直接根太を載せて、釘やビスで留めていく床組工法のことです。根太工法とも呼ばれます。

転ばし根太とは?

転ばし根太とは?

転ばし根太とは、床組工法の一つで、根太を一定の間隔で床面に並べ、その上に合板を張る方法です。 根太の間隔は、合板の厚さや荷重によって異なりますが、一般的に30cm~45cm程度です。転ばし根太工法は、根太工法に比べて材料費や施工費が安く、工期も短縮できるというメリットがあります。

転ばし根太工法は、主に木造住宅の床組工法として用いられます。根太は、主に杉や松などの針葉樹を使用し、合板は、主にラワンやシナなどの広葉樹を使用します。転ばし根太工法は、根太を一定の間隔で床面に並べるため、根太の間に隙間ができて通気性が良くなります。また、合板を張ることで床面に強度を持たせることができます。

転ばし根太工法は、根太工法に比べて材料費や施工費が安く、工期も短縮できるというメリットがあります。また、根太を一定の間隔で床面に並べるため、根太の間に隙間ができて通気性が良くなります。また、合板を張ることで床面に強度を持たせることができます。

根太工法とは?

根太工法とは?

根太工法とは、柱や梁などの主要な構造材の上に根太と呼ばれる細長い木材を一定の間隔で並べて、その上に床板を張る工法です。

根太は、床板の荷重を支える役割を果たしており、根太の間隔は床板の厚さや強度によって決まります。

根太工法には、床下の換気を良くすることができ、床下の結露を防ぐことができるというメリットがあります。また、根太の下に断熱材を敷くことで、床からの熱の逃げを防ぐことができ、断熱効果を高めることができます。

しかし、根太工法は、根太を組み立てる手間がかかるというデメリットもあります。また、根太の間に隙間があるため、床鳴りが発生しやすくなります。

床組工法の違い

床組工法の違い

床組工法の違い

床組工法には、転ばし根太工法の他に、大引き工法、束根太工法、根太レス工法などがあります。

大引き工法は大引きと呼ばれる太い梁を床下に渡し、その上に根太を並べて床板を張る工法です。
大引き工法は、根太工法と比べて根太の数が少なく済み、施工がしやすいのが特徴です。

束根太工法は、束石の上に束を立て、その上に根太を並べて床板を張る工法です。
束根太工法は、大引き工法や根太レス工法と比べて根太の数が多くなり、施工の手間がかかりますが、床下の通風が良くなり、湿気対策に効果的です。

根太レス工法は、根太を使わずに、床板を直接大引きに張る工法です。
根太レス工法は、根太工法と比べて工期が短く、コストが安いのが特徴です。

転ばし根太のメリット・デメリット

転ばし根太のメリット・デメリット

転ばし根太のメリットは、根太工法に比べて工期が短く、コストも抑えられることです。また、転ばし根太は、断熱材や配管などを簡単に設置することができるので、メンテナンス性にも優れています。さらに、転ばし根太は、床下の空間を広く確保することができるため、収納スペースとしても利用することができます。

一方、転ばし根太のデメリットは、床鳴りが発生しやすいことです。また、転ばし根太は、根太工法に比べて強度が低いため、重いものを置く場合や、人が集まることが多い場所などには不向きです。さらに、転ばし根太は、根太工法よりも床下からの冷気が伝わりやすいというデメリットもあります。

床組工法の選び方

床組工法の選び方

床組工法を選ぶ際には、まず、建物の構造や用途を考慮することが大切です。 木造住宅であれば、根太工法や大引工法が一般的ですが、鉄骨造やコンクリート造の場合は、床スラブの上に直接フローリングを張る直貼り工法が採用されることが多いです。また、マンションなど集合住宅の場合は、遮音性を高めるために二重床工法が採用されることが 많습니다。さらに、床材の種類や予算なども考慮して、最適な床組工法を選ぶ必要があります。

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