織部床とは?

織部床とは?

初めての住まい作り

織部床とは、床の間の形式のことですか?

住まい作りの専門家

はい。織部床とは、床の間の位置にあたる場所の天井廻縁の下に、幅18~21cmほどの化粧板(雲板もしくは織部板とも呼ばれている)を貼り付けた簡易形式の床のことです。

初めての住まい作り

織部床は、なぜ簡易形式の床の間と呼ばれるのですか?

住まい作りの専門家

織部床は、通常の床の間のように床柱や違い棚を設けずに、化粧板を貼り付けるだけなので、簡易な作りになっていることから、簡易形式の床の間と呼ばれています。

織部床とは。

床の間の位置に、織部板を貼り付けた簡略な形式の床の間のこと。

織部床の解説

織部床の解説

織部床とは

の「織部床の解説」では、まず織部床が、茶室に設けられた床の一種であることが説明されています。そして、織部床は、茶室の中で最も重要な場所の一つであり、床の間と同様に、茶席の雰囲気を決定づける重要な要素であることが述べられています。

織部床の特徴の一つは、床の間よりも高く作られていることです。これは、織部床が、床の間よりも後に出演したため、床の間と同じ高さでは、床の間を隠してしまうことになるからです。また、織部床には、床の間にはない、独特の装飾が施されていることが多く、この装飾は、織部床をより華やかに、また格式高くしています。

織部床は、茶室の中で最も重要な場所の一つであるため、その装飾には特に注意を払う必要があります。織部床の装飾には、掛け軸や花、香炉などがよく用いられますが、その選び方や飾り方によって、茶席の雰囲気は大きく変わってきます。そのため、織部床を飾る際には、茶室全体の雰囲気を考慮して、慎重に選ぶようにする必要があります。

織部床の種類

織部床の種類

-# 織部床の種類

織部床は、その形式や機能によって、いくつかの種類に分類することができます。

* –基本形– 織部床の基本形は、床の間の真中に柱を立て、その柱に棚を設けるというものです。棚は、通常は二段または三段になっています。基本形の織部床は、最も一般的であり、どんな茶室にも設置することができます。
* –違い棚– 違い棚は、床の間の左右に柱を立て、その柱に棚を設けるというものです。棚は、通常は二段または三段になっています。違い棚は、基本形の織部床よりも広々とした印象を与えることができ、格式の高い茶室によく設置されます。
* –構え棚– 構え棚は、床の間の奥に柱を立て、その柱に棚を設けるというものです。棚は、通常は一段または二段になっています。構え棚は、床の間を広く見せることができ、小間の茶室によく設置されます。
* –片入隅棚– 片入隅棚は、床の間の片隅に柱を立て、その柱に棚を設けるというものです。棚は、通常は一段または二段になっています。片入隅棚は、スペースを有効活用することができ、狭い茶室によく設置されます。
* –隅入隅棚– 隅入隅棚は、床の間の隅に柱を立て、その柱に棚を設けるというものです。棚は、通常は一段または二段になっています。隅入隅棚は、床の間を広く見せることができ、格式の高い茶室によく設置されます。

織部床の種類は、茶室の形式や広さ、格式によって異なります。自分の茶室に合った織部床を選ぶことで、より風格のある空間を演出することができます。

織部床のメリット

織部床のメリット

織部床のメリット

織部床には、他のタイプの床にはない多くの利点があります。まず、織部床は非常に耐久性があります。

織部床は、天然素材である畳で作られているため、耐久性に優れています。また、畳は、弾力性があり、衝撃を吸収する性質があります。そのため、織部床は、傷がつきにくく、長持ちします。

次に、織部床は、断熱性、防音性に優れています。

畳は、熱を伝えにくい性質があるため、織部床は断熱性に優れています。また、畳は、音を吸収する性質があるため、織部床は防音性に優れています。そのため、織部床は、寒い冬でも暖かく、暑い夏でも涼しく、また、騒音が気になる場所でも、静かに過ごすことができます。

さらに、織部床は、天然素材であるため、調湿性にも優れています。

畳は、湿気を吸収したり、放出したりする性質があるため、織部床は調湿性に優れています。そのため、織部床は、湿気が多い場所でも、乾燥した場所でも、快適に過ごすことができます。

最後に、織部床は、お手入れが簡単です。

織部床は、水拭きだけでお手入れが簡単です。また、畳は、表面が滑らかで、ホコリが溜まりにくい性質があるため、掃除も簡単です。

織部床のデメリット

織部床のデメリット

織部床のデメリット

織部床の特徴として、床の表面に凹凸がある点が挙げられます。そのため、畳や絨毯を敷くことが難しく、掃除機をかけにくいというデメリットがあります。また、織部床は滑りやすい素材であるため、高齢者や小さな子供がいる家庭には不向きといえるでしょう。さらに、織部床は汚れが付きやすいという特徴もあります。表面の凹凸に汚れが溜まりやすく、定期的に掃除をしないと不衛生な状態になってしまう可能性があります。また、織部床は傷が付きやすい素材であるため、家具を移動させたり、重い物を落としたりすると、簡単に傷がついてしまいます。

織部床の施工方法

織部床の施工方法

織部床の施工方法

織部床は、土間コンクリートを打設した後に、その上に特殊な砂を敷き詰めて仕上げる床のことです。織部床の施工方法は、以下の手順で行われます。

1. 土間コンクリートの打設
織部床の施工は、まず土間コンクリートを打設することから始まります。土間コンクリートは、セメント、砂、砕石を混ぜて水で練ったものです。土間コンクリートを打設する際には、水平をしっかりと出し、表面を平らに仕上げる必要があります。

2. 特殊な砂の敷き詰め
土間コンクリートが固まったら、その上に特殊な砂を敷き詰めていきます。織部床に使用される特殊な砂は、粒径が細かく、角が丸いものです。特殊な砂を敷き詰める際には、均等に敷き詰めるように注意が必要です。

3. 転圧
特殊な砂を敷き詰めたら、転圧を行います。転圧は、特殊な砂を固めて、表面を平らにする作業です。転圧は、専用の機械を使用して行われます。

4. 仕上げ
転圧が終わったら、織部床の仕上げを行います。織部床の仕上げは、主に以下の3つの方法があります。

・洗い仕上げ
洗い仕上げは、織部床を水で洗い流して、表面の砂を洗い流す方法です。洗い仕上げは、織部床に自然な風合いを出すことができます。

・磨き仕上げ
磨き仕上げは、織部床を専用の機械で磨いて、表面を平らに仕上げる方法です。磨き仕上げは、織部床を美しく仕上げることができます。

・コーティング仕上げ
コーティング仕上げは、織部床に専用のコーティング剤を塗布する方法です。コーティング仕上げは、織部床を汚れや傷から守ることができます。

織部床の施工は、専門的な知識と技術が必要な作業です。織部床を施工する際には、必ず専門業者に依頼しましょう。

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