建築・リフォーム用語『構造材』とは?種類と特徴を解説!
初めての住まい作り
先生構造材で組積造というのがあるんですが、これはどのような工法なんですか?
住まい作りのベテラン
組積造とは、煉瓦やコンクリートブロック、石などを積み重ねて壁や柱を構築する工法です。煉瓦やコンクリートブロックは、セメントやモルタルで接着されて積み重ねられます。
初めての住まい作り
組積造のメリットはありますか?
住まい作りのベテラン
組積造のメリットは、耐震性に優れており、火災にも強いことです。また、断熱性や遮音性も高く、省エネ効果が期待できます。
構造材とは。
建築・リフォームで使われる用語のひとつに「構造材」があります。建物を構築するための骨組みになる部材で、木材、鋼材、コンクリート、煉瓦、コンクリートブロック、石などが用いられます。在来軸組み工法やツーバイフォー工法では木材が、鉄骨造では鋼材が、鉄筋コンクリート構造ではコンクリートが、組積造では煉瓦やコンクリートブロックや石が使われます。
構造材の特徴と役割
構造材は、建物を構成する主要な部分であり、建物の安全性を確保する重要な役割を果たしています。構造材は、建物の重量を支え、地震や台風などの外力に耐えるように設計されています。また、構造材は、建物の断熱性や遮音性を高める役割も果たしています。
構造材には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄筋鉄骨コンクリート造など、さまざまな種類があります。木造は、木を主要な構造材として使用しており、軽くて加工しやすいのが特徴です。鉄骨造は、鉄骨を主要な構造材として使用しており、強度が高く、耐震性にも優れています。鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリートを主要な構造材として使用しており、耐火性や耐久性に優れています。鉄筋鉄骨コンクリート造は、鉄筋コンクリートと鉄骨を組み合わせて使用しており、強度と耐震性を兼ね備えています。
構造材の選択は、建物の用途や規模、設計条件などによって異なります。木造は、一般的に戸建て住宅やアパートに使用されます。鉄骨造は、オフィスビルや工場など、大規模な建物に使用されます。鉄筋コンクリート造は、マンションや病院など、耐火性や耐久性が求められる建物に使用されます。鉄筋鉄骨コンクリート造は、大規模で複雑な構造の建物に使用されます。
構造材の種類1:木材
建築・リフォーム用語『構造材』とは?種類と特徴を解説!
建築・リフォームにおいて、「構造材」とは、建物の荷重を支え、安定性を保つために重要な役割を果たす部材のことです。構造材には、木材、鉄骨、コンクリートなどさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
構造材の種類1木材
木材は、古くから建築に使用されてきた伝統的な構造材です。木は、自然な風合いがあり、加工が容易で、調湿作用などがあるという特徴があります。また、鉄骨やコンクリートに比べて軽量であるため、建物の重量を軽くすることができます。
木材は、その用途に応じて、柱、梁、桁、土台、胴縁など、さまざまな部位に使用されます。また、木材の種類によって、強度や耐久性、耐火性が異なります。よく使用される木材の種類としては、ヒノキ、スギ、マツ、カラマツ、オーク、タモ、ブナなどがあります。
構造材の種類2:鋼材
鋼材とは、鉄を主成分とした金属で作られた構造材です。鉄は強度が高く、加工しやすいので、さまざまな建築物で使用されています。鋼材は、梁、柱、床などの主要構造体から、手すりや階段などの二次構造体まで、幅広く用いられています。
鋼材の最大のメリットは、その強度です。木造やコンクリート造よりもはるかに強く、地震や台風などの災害にも耐えられます。また、鋼材は加工しやすいので、複雑な形の構造体も作ることができます。さらに、鋼材は火災に強く、燃え広がりにくいという特徴もあります。
しかし、鋼材は木造やコンクリート造よりも高価です。また、鋼材は錆びやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。
構造材の種類3:コンクリート
コンクリートは、セメント、骨材(砂利や砂)、水、添加物を混ぜて作られる人工の石です。鉄筋コンクリートは、コンクリートの中に鉄筋を入れて強度を上げたものです。鉄筋コンクリートは、耐震性、耐火性、耐久性に優れており、高層建築や橋梁など、さまざまな建築物に使用されています。
コンクリートも木造と同じく加工が容易で、現場で自由に形を変えることができます。コンクリートは、木造や鉄骨造よりも重量があり、地震の際に建物が揺れやすいという欠点がありますが、耐火性が高く、火災に強いというメリットがあります。また、コンクリートは、鉄骨造よりも安価で、ランニングコストが安いというメリットもあります。
コンクリートは、その用途に応じてさまざまな種類があります。例えば、建築物の基礎部分に使用されるコンクリートは、強度が高く耐久性に優れたコンクリートが使用されます。一方、建築物の外壁に使用されるコンクリートは、軽量で断熱性に優れたコンクリートが使用されます。また、コンクリートは、骨材の種類によって、普通コンクリート、軽量コンクリート、重コンクリートなどに分類されます。
コンクリートは、非常に耐久性が高く、耐火性や遮音性にも優れています。そのため、ビルやマンション、橋梁など、様々な建築物に使用されています。しかし、コンクリートは重量が重く、加工が難しいという欠点もあります。そのため、鉄筋コンクリートや鉄骨コンクリートなどのように、他の材料と組み合わせることで、強度を高めたり、加工性を向上させたりすることがあります。
構造材の種類4:煉瓦・コンクリートブロック・石
構造材の種類4煉瓦・コンクリートブロック・石
煉瓦、コンクリートブロック、石これらはすべて、構造を構築するために使用される伝統的な材料です。煉瓦は、粘土やセメントを焼成したもので、耐久性と耐火性に優れています。コンクリートブロックは、セメント、砂、骨材を混ぜて型に詰めて固めたもので、煉瓦よりも軽く、施工性が良いのが特徴です。石は、自然界から切り出したもので、耐久性と耐火性に優れていますが、重量があり、施工性が悪いです。
これらの材料は、それぞれ異なる特性を持っており、用途によって使い分けられます。煉瓦は、住宅やアパートなどの建築物によく使用されます。コンクリートブロックは、倉庫や工場などの産業用建築物によく使用されます。石は、城や教会などの歴史的建造物によく使用されます。