建築用語『レベラー』とは?なぜ基礎の天端均しに使われるのかを解説

建築用語『レベラー』とは?なぜ基礎の天端均しに使われるのかを解説

初めての住まい作り

レベラーって聞いたことないですけど、どんなものですか?

住まい作りのベテラン

レベラーとは、床の表面を平らにするために使う材料のことです。

初めての住まい作り

床の表面を平らにするのって、どうして必要なんでしょうか?

住まい作りのベテラン

床の表面が平らでないと、家具や家電がぐらついたり、床が傷ついたりする原因になります。

レベラー とは。

建築・リフォーム関連用語である「レベラー」とは、床面に流すことで下地を調整するセルフレベリング材のことです。この材料は、床スラブのコンクリートがある程度固まってから流すことで、水平面を作ることができます。在来軸組み工法や2×4工法などの木造建築では、基礎の天端均しに使います。基礎の天端均しとは、土台が水平に載せられるように、基礎の立ち上がり部分の上面を水平にすることです。従来は、一般のモルタルにて左官工事として行われていましたが、近年ではレベラーを使用することで水平精度が向上しています。

レベラーとはどのようなものか

レベラーとはどのようなものか

レベラーとは、建築用語において、基礎の天端均しに使われる道具のことです。基礎の天端とは、基礎の上端のことです。レベラーは、基礎の天端を水平にし、高さを調整するために使用されます。レベラーは、コンクリートやモルタルを流し込んで使用します。コンクリートやモルタルが固まると、基礎の天端は水平になり、高さが調整されます。レベラーは、基礎工事において重要な役割を果たしています。基礎の天端を水平にし、高さを調整することで、その後の建築工事がスムーズに進みます。

レベラーが用いられる理由

レベラーが用いられる理由

レベラーが用いられる理由

レベラーを用いる理由は、基礎の天端を均一にするためです。基礎は、建物の荷重を地盤に伝える重要な部分であり、その天端が均一でないと、建物の荷重が均等に分散されず、不同沈下が発生する可能性があります。不同沈下が発生すると、建物に亀裂が入ったり、傾いたりするなどの被害が発生する可能性があります。

レベラーは、基礎の天端を均一にすることで、不同沈下の発生を防ぐことができます。レベラーは、基礎の天端と型枠の間に敷き詰められ、コンクリートを流し込んだ後に取り外されます。コンクリートが硬化すると、基礎の天端は均一になります。

レベラーを用いることで、不同沈下の発生を防ぎ、建物の安全性を確保することができます。

レベラーの種類

レベラーの種類

レベラーの種類

レベラーには、金属製レベラー樹脂製レベラーコンクリート製レベラーなどがあります。

金属製レベラーは、強くて耐久性があるですが、価格が高くなります。樹脂製レベラーは、金属製レベラーよりも安価で軽量ですが、耐久性が劣ります。コンクリート製レベラーは、樹脂製レベラーよりも安価で耐久性が高いですが、重くて搬送が難しくなります

用途や予算に合わせて、適切なレベラーを選択することが大切です。

レベラー施工の流れ

レベラー施工の流れ

レベラー施工の流れ

レベラー施工の流れは、まず、基礎の天端をきれいに清掃し、ホコリや汚れを取り除きます。次に、レベラーの袋に記載されている通りの割合で、水とレベラーを混ぜ合わせます。混ぜ合わせたレベラーは、すぐに硬化が始まるので、素早く基礎の天端に流していきます。レベラーを流したら、でこぼこができず、平らになるまで均していきます。レベラーは約1時間ほどで固まりますが、完全に乾くまでには数時間かかります。レベラーが乾いたら、仕上げ材を施工することができます。

レベラーの注意点

レベラーの注意点

レベラーの使用には、いくつか注意点があります。まず、コンクリートは水と反応して固まるため、水と反応させない必要があります。そのため、レベラーを塗る前に、必ず床を湿らせておく必要があります。また、レベラーは薄い層で塗る必要があります。厚く塗ると、ひび割れや浮き上がりを起こしやすくなります。さらに、レベラーは塗り始めてから、一定の時間内に塗り終える必要があります。時間が経つと、固まり始めてしまうので、塗り残しがあると、仕上がりが悪くなります。最後に、レベラーを塗った後は、十分に養生する必要があります。養生しないと、ひび割れや浮き上がりを起こしやすくなります。

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