ラスボードとは?和室壁の下地材について解説
初めての住まい作り
「ラスボード」ってなんですか?
住まい作りのベテラン
「ラスボード」とは、左官下地材の一種で、浅い溝のついた石膏ボードのことです。和室の壁、天井によく使われます。
初めての住まい作り
なぜ「ラスボード」という名前なんですか?
住まい作りのベテラン
「ラスボード」という名前の由来は、この素材が金属製のラス網を石膏ボードに組み合わせたものであることに由来しています。
ラスボードとは。
建築・リフォーム関連用語の「ラスボード」とは、和室の壁などの塗壁に用いられる左官下地材のことです。浅い溝がついた石膏ボードのことを指します。
ラスボードとは何か?
ラスボードとは、和室の壁の下地材のことです。壁を塗る前に、まずはラスボードを壁に打ち付けて、その上から塗り壁を塗っていきます。このラスボードの役割は、塗り壁が壁にしっかりとくっつくようにすることと、塗り壁のひび割れを防ぐことです。
ラスボードは、竹ひごやススキなどの植物繊維を編んで作られたもので、目が粗く、通気性が良いのが特徴です。また、弾力性があり、湿気や温度の変化にも強いという特徴があります。そのため、和室の壁の下地材として最適な素材とされています。
ラスボードの歴史
ラスボードの歴史は古く、江戸時代から使われてきました。当時は、壁の土台として使われており、竹や木を編んで作られていました。明治時代になると、金属製のラスボードが開発され、より強度的で耐久性のある壁下地材として使われるようになりました。
昭和時代には、合成樹脂製のラスボードが登場し、さらに軽量で施工性の良い壁下地材として普及しました。現在でも、ラスボードは和室の壁の下地材として広く使われています。
ラスボードの種類
-ラスボードの種類-
ラスボードは、金属製・プラスチック製・木製の3種類あります。
金属製のラスボードは、耐久性に優れ、火に強いという特徴があります。そのため、台所や浴室など、湿気や火を使う場所に適しています。
プラスチック製のラスボードは、金属製のものより軽量で、加工がしやすいという特徴があります。そのため、DIYにも向いています。
木製のラスボードは、自然な風合いが特徴です。そのため、和室や茶室など、落ち着いた雰囲気の部屋に適しています。
ラスボードの使い方
ラスボードの使い方
ラスボードは、和室の壁の下地として使用される建材です。通常は、柱や間柱に釘で打ち付けて使用しますが、接着剤で固定することも可能です。ラスボード同士は、専用の金具で連結します。
ラスボードを使用するメリットは、壁の下地材として強度を与えることができることです。また、石膏ボードや漆喰を塗るための下地として最適です。ラスボードには、目地があるため、石膏ボードや漆喰を塗る際に、目地にしっかりと密着して剥がれにくくなります。
ラスボードを使用する際は、以下のことに注意してください。
1. ラスボードは、必ず水平に取り付けましょう。
2. ラスボード同士の目地は、しっかりと隙間なく取り付けましょう。
3. ラスボードに釘やビスを打ち込む際には、下穴を開けてから打ち込みましょう。
4. ラスボードに石膏ボードや漆喰を塗る際には、下地材としてシーラーを塗布してから塗りましょう。
ラスボードは、和室の壁の下地として最適な建材です。注意点を守って正しく取り付ければ、長く使用することができます。
ラスボードの使用例
ラスボードの使用例
ラスボードは、主に和室の壁の下地材として使用されます。壁に漆喰や土壁を塗る際に、ラスボードを下地に使用することで、漆喰や土壁が剥がれにくくなり、耐久性を高めることができます。また、ラスボードは、断熱材としても使用することができます。ラスボードに断熱材を挟み込むことで、壁の断熱性を高めることができます。さらに、ラスボードは、防火材としても使用することができます。ラスボードは、火災が発生した際に、火炎の侵入を防ぐ働きがあります。
また、ラスボードは、和室だけでなく、洋室の壁の下地材としても使用することができます。洋室の壁にクロスを貼る際に、ラスボードを下地に使用することで、クロスが剥がれにくくなり、耐久性を高めることができます。また、ラスボードは、洋室の壁の断熱材としても使用することができます。ラスボードに断熱材を挟み込むことで、壁の断熱性を高めることができます。さらに、ラスボードは、洋室の壁の防火材としても使用することができます。ラスボードは、火災が発生した際に、火炎の侵入を防ぐ働きがあります。
この他にも、ラスボードは、天井の下地材として使用することができます。天井に漆喰や土壁を塗る際に、ラスボードを下地に使用することで、漆喰や土壁が剥がれにくくなり、耐久性を高めることができます。また、ラスボードは、天井の断熱材としても使用することができます。ラスボードに断熱材を挟み込むことで、天井の断熱性を高めることができます。さらに、ラスボードは、天井の防火材としても使用することができます。ラスボードは、火災が発生した際に、火炎の侵入を防ぐ働きがあります。