地袋とは?建築・リフォームでよく使われる収納のこと
初めての住まい作り
先生、『地袋』って何ですか?
住まい作りの専門家
地袋とは、床面に接してつくられる小さな戸棚のことだよ。また、床脇に設ける違い棚の上に設けられる天袋に対して違い棚の下や、床の間脇の付書院の棚下の収納などに設けられます。
初めての住まい作り
なるほど。では、地袋にはどんな特徴があるんですか?
住まい作りの専門家
地袋の天板や側板には、ケヤキやアカマツなど木目の美しい板を使用することが多いのが特徴だよ。また、地袋は、収納スペースとしてだけでなく、飾り棚として使われることが多いよ。
地袋とは。
建築やリフォームに関する用語で、「地袋」とは、床に接してつくられる小さな戸棚のことです。また、床脇に設ける違い棚の上に設けられる天袋に対して、違い棚の下や、床の間脇の付書院の棚下の収納などに設けられます。地袋の天板や側板には、ケヤキやアカマツなど、木目の美しい板を使用することが多いです。
地袋のしくみと特徴
地袋とは、床の間や鴨居の上に設けられる収納スペースです。日本古来の建築様式である書院造りに由来し、書院や茶室などに設けられていたのが始まりです。その後、民家にも取り入れられ、現在では一般家庭でも広く利用されています。
地袋は、床の間や鴨居の上という限られた空間を有効活用できることが特徴です。また、扉で覆われているため、収納しているものが隠せるというメリットもあります。さらに、地袋は壁に埋め込まれているため、部屋の雰囲気を損なうことがありません。
一方、地袋には収納スペースが狭いというデメリットもあります。また、扉を開けるときに頭上に注意する必要があるという注意点もあります。しかし、これらのデメリットを考慮しても、地袋は限られた空間を有効活用できる収納スペースとして、依然として人気があります。
地袋のメリット・デメリット
地袋とは、建築やリフォームの際に、壁や床の一部をくり抜いて作った収納のことです。 和室の床の間の下に設けられているものが多いですが、最近はリビングやキッチンなど、様々な場所に取り入れられています。
地袋のメリットは、何といってもその収納力です。 壁や床に埋め込まれているため、スペースを有効活用することができます。また、地袋は床から少し高さを設けて作られていることが多いため、掃除がしやすく、ホコリが溜まりにくいというメリットもあります。さらに、地袋は壁や床と一体化したデザインになるため、インテリアの邪魔をしないというメリットもあります。
一方、地袋のデメリットとしては、その設置コストが挙げられます。 地袋は、壁や床をくり抜いて作るため、工事が必要になります。そのため、通常の収納家具よりも設置コストが高くなってしまいます。また、地袋は壁や床に固定されているため、移動ができません。そのため、模様替えをしたい場合などは、不便に感じることがあります。さらに、地袋は奥行きが深いため、奥にあるものを取り出しにくいというデメリットもあります。
地袋の活用方法
地袋を活用することによって、スペースを有効活用することができます。 キッチンには、調理器具や食器などを収納することができ、リビングには本や雑誌などを収納することができます。また、寝室には衣類や小物などを収納することができます。地袋は、ものを収納するだけでなく、ディスプレイとしても活用することができます。例えば、リビングの地袋に観葉植物を飾ったり、寝室の地袋に写真立てを飾ったりすることができます。 地袋を活用することによって、部屋をよりおしゃれにすることができます。
地袋の注意点
地袋の注意点は、主に3つあります。
1つ目は、設置場所の高さです。地袋は通常、床から低い位置に設置されますが、あまり低すぎるとかがんだりしゃがんだりしなければならず、使い勝手が悪くなります。また、高すぎると手が届きにくくなり、こちらも使い勝手が悪くなります。そのため、地袋を設置する際には、使用者に合った高さにする必要があります。
2つ目は、収納物の重量です。地袋は、比較的重量のあるものを収納することが多いですが、あまり重量物を収納すると、地袋自体が破損する恐れがあります。そのため、地袋を設置する際には、収納するものの重量を考慮して、耐荷重を十分に確認する必要があります。
3つ目は、湿気対策です。地袋は、密閉された空間になりがちなので、湿気が溜まりやすいです。湿気が溜まると、収納物にカビが生えたり、腐食したりする恐れがあります。そのため、地袋を設置する際には、湿気対策を十分に行う必要があります。
地袋のDIY・リフォーム方法
地袋のDIY・リフォーム方法はいくつかあります。まず、材料を揃える必要があります。木材、合板、釘、ネジ、木工用ボンドなどです。必要な工具は、ノコギリ、ハンマー、ドライバー、メジャーなどです。
地袋のDIY・リフォーム手順は、以下の通りです。
1. まず、地袋のサイズを決めます。設置する場所の寸法を測り、それに合ったサイズで材料を切ります。
2. 次に、地袋の骨組みを作ります。木材を組み合わせて、地袋の形にします。
3. 骨組みに合板を貼り付けます。合板は、木工用ボンドと釘で固定します。
4. 地袋の扉を作ります。木材を切って扉の形にし、蝶番で骨組みに取り付けます。
5. 地袋に塗装を施します。好みの色で塗装すれば完成です。
地袋のDIY・リフォームは、比較的簡単にできます。手順に従って作業を進めれば、初心者でもきれいに仕上げることができます。